研究支援事業

総括班主導型の研究支援事業として、領域研究を通じて開発したケミカルプローブとイメージング法を用いた活性酸素の1次および2次シグナルの時空間動態解析を組織的に支援します。具体的には、活性酸素分子を時空間的に可視化するための蛍光プローブと先端技術を開発し、その技法を領域内のみならず領域外の研究者にも提供いたします。ケミストリー担当の浦野と有本を中心に以下のような技術支援事業に取り組みます。
1.活性酸素シグナル分子検出プローブ開発と活性酸素イメージング
担当:浦野泰照
所属:東京大学大学院薬学系研究科
活動内容:ほとんどすべての計画研究において、活性酸素・NOによる標的分子やタンパク質との相互作用・分子機能連関解析が行われます。そこで、浦野らにより開発されている分子プローブとイメージング技術を活用することにより活性酸素の時空間的な反応動態を精度良く効果的に解析します。また、本支援事業により確立した技術について領域外の研究者を対象とした技術支援と啓発活動を展開します。
2.活性酸素シグナルの化学センサー解析
担当:有本博一
所属:東北大学大学院生命科学研究科
活動内容:これまで有本により、活性酸素をセンシングするタンパク質のCysチオールの特異的プローブの開発が進められています。この技術を用いれば、S-ニトロソ化やS-グアニル化の標的タンパク質の同定、レドックス活性Cys周辺の構造、モチーフ構造を決定できます。すなわち、当該領域研究により活性酸素シグナルのプロテオミクスを確立し、その先端技術の領域内外への普及に努めます。
